キャリバー5の進化 vol:3

前回キャリバー5のマイナーチェンジ
書かせていただきました

先日キャリバー5新作を見まして

なんとなくキャリバー凝視してましたら
テンプ横に SW200 の刻印
ん?まさか、と思ったらそのまさかでした

タグホイヤーもついに、なのか
やっと、と言うべきか
セリタ/Sellitaに鞍替えしたようです

あの大資本、LVMH傘下にありながら
やはりETA使用はコスト的に合わん、ということでしょう

このキャリバー5、
3つの仕様があることが分かってます

・初期ロット
 ETA2824 ショックレジストはノボディアック
・第二期
 ETA2824 レジストがインカに変更
・第三期~カレント
 セリタSW200に鞍替え インカ

私の知る限り3パターンあります
 >実際はもっとあるのかも知れん

フレデリックコンスタントとかエポスなど
安価ブランドの鞍替えはずいぶん前から感じていたが
ホイヤーなる今じゃ中堅~大御所までもセリタに
移行したことは少し驚いた

「’11ETA問題」は着々と浸透しているということだろう
テキストでは分かっていたが、実際目の前で変化を
感じたのは初めてだった

SW200はETA2824のジェネリックだから
相当なマニアじゃないと見ても気づかないだろう
 >SW300、ETA2894ジェネリックも同様だ
びみょーに質感と表面の仕上げが違うんですけどね
見慣れている人は違和感を感じます

レギュレターはエタクロンそのままなんだが
コレは特許に抵触しないのであろうか
レギュレターそのものもいわゆる“期限切れ”で
ジェネリックとして認知されているのかも知れん

今まではぱっと見、ETAポンな時計も
実はセリ(タ)ポン?、セリ乗せ?(なんと言う??)の
時代になっているのだ

ホイヤーは近年搭載キャリバーに
ナンバーを与えていかにも ウチ(自社)の機械だよ! 的な
宣伝文句を使ってますが、なんてことはないETAポンであった

セリタに鞍替えした事実は正式にアナウンスされたか?
そこは存じないが、組成の同じジェネリックだとは言え
まったく同じムーヴとしてキャリバーナンバーも変えずに
(しかも正式発表されていないのであれば、なおさら)
作り続けるのはどうなんだろ
わたしは何か一言あってもいいような気がしてならない
たとえば

 今までETA2824でしたがこのたびよりセリタのSW200になります
 よってキャリバー5.1に変更になります

など お知らせ があってもイイと思うんですよ

エンドユーザーが購入後からセリタと知って
気持ちいいですかね?
腑に落ちますかね?
これはセリタが悪いという意味ではありません
ホイヤー(キャリバー5)≠ETA2824、という
誰が見ても分かるような事実が
今では変わってしまっているという新事実に
驚く人は多いと思うんですよ

【鞍替えキャリバー5の○と×】

○:コスト削減、ということになるだろう
  >それなら上代設定も下げるべき
×:正式なアナウンスをすべき 
  キャリバー番号は変更すべき