紅白、レコ大、かくし芸
年末年始の御三家
かくし芸はすでに亡くなったけど
年末の紅白歌合戦
なんか、違和感を覚える、
時代にそぐわない国民的番組だと思う
何でそう思うのか考えてみた
紅白はいまだ元気らしい
こいつは高齢化社会になればなるほど
生き残る可能性も高い
でもわたしは昭和の番組だと思う
爛熟期はとうに超えている
歌と関係ないスポーツ選手や子役、
大河ドラマなど数字が取れる方々への出演依頼、
韓国の女の子に視聴率を分けてもらうもらうなどの
延命措置がなされている
日常の歌番組は壊滅的だが
正月だけはもてはやされる
老若の世代別れがいとも簡単に起きる番組で
この人知ってる、知らないが瞬時に決まる
知らない時はトイレの時間となる
普段聴かない日本歌謡もこの時だけは許される
時間が経つにつれ老害が跋扈するのも特徴
その方は 大取り、などと呼ばれる
戦後からなんら変わろうとしない頑固番組といえるだろう
現代の急速な社会情勢の変化や
IT、グローバル化等、世の中の動きから
適応することを避けた番組構成
家族、親戚揃ってコタツでお煎餅とみかん
父権が確固たる力を有していた時代
昭和の画ズラが御三家と結びつく
一人暮らし、核家族、お正月は海外で、といった現代の
正月スタイルもまったく無視する
目指すはあくまでも、平和な一家団欒
サザエさん家の居間みたいなもんか
日常シカトする歌番組というジャンルに
お正月だけ見入ることも私には不思議心理
長寿番組 笑点 と何が違うのだろう
毎週か年一度か
これはもっとも異なるところだろう
毎週、という繰り返しは今の情勢を取り入れられる
年に一度はぶり返しや思い出しなどのまとめとなる
笑点は“今”で出来ているが
紅白は“過去”で出来ている
紅白は毎年その年の総括なので
始まった瞬間からすでに古いのだ
過去だからときめかない
刺激がない、と言うことにつきるだろう
だから私は紅白歌合戦を見ないのだ