使い捨て

時計修理のくだり

当たり前だが知っている人は知っている
ウチラの業界じゃ有名な話なんですが

今、カルティエでは
ミドル~ボトムレンジの時計
機械が調子悪くなったらオーバーホール(以下OVH)なぞ
しないで全部機械ごと新品のそれに載せ変えちゃうんです

ご存知でした?

1-C

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直す、なんてことはしないんです
壊れりゃ交換、使い捨ての時代なんです

直す=OVHするということは
それだけの技術を持った人間を雇わないといけませんし
育てないといけませんし、抱えてもおかなければいけません
その作業環境も必要です パーツのストックなども管理しなくてはなりません
1つOVHしたらゼンマイを全巻きにして歩度のチェックも必須です
すべては当たり前のことですが大きな作業コストと人件費プラス時間がかかります

ミドル~ボトムレンジだってダイヤなんぞ
つけばすぐに数百万のプライスが付く
その中味は使い捨てとはどう思われます?

まったく新しいものに交換されるんだから
そっちのほーがいーじゃん!っていう考え方もあるでしょう
もはや家電の領域ですかね
蛍光灯、切れたら交換みたいな…
でも工業製品の故障は7割以上が初期不良だという事実もあります

このお話は、賛否両論いろいろな意見を耳にします
なんだか寂しい話でもあると思うのですが
皆様はいかがお思いですか

【使い捨ての○と×】

○:その都度まっさらになる 
×:メーカーはそもそもメンテナンスなぞ
  ハナから考えていない 愛着がわかない(だろう)

colle-shiba

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